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短期型ダイエットは絶対成功しない理由

今回の記事は少し夢を奪う話になってしまいます。しかし、正しいダイエット知識を身に付ける上で非常に重要な要素である話題です。短期型ダイエットに対して夢を持って考えてらっしゃる方は読まない方がよいかもしれません。

それでは、短期型ダイエットが絶対成功しない理由についてまとめたいと思います。

短期型ダイエットとは?

断食道場等、色々な短期型ダイエットがあると思います。方法としては、短期間で適正以下の食事制限、もしくは断食を行い、ダイエットを行うと言う方法をとります。短期型ダイエットは指導ルールを厳密に守らないと体調を崩す恐れがあると言うのがパターンです。
短期型ダイエットは、極端なダイエットにより短期間で体重を落とし、その後徐々に食事を戻して行く方法をとり、短期的に急激に落とした体重を維持すると言う理論です。

短期的に体重を落とすと言うことの意味

短期的に体重を落とすと言う方法は、どういった理論なのでしょうか?まず、一般的にうたい文句にされている、1週間で5kgというラインを例に挙げて説明したいと思います。

代表的な短期型ダイエットの目標数値例
脂肪1kgをカロリーに換算すると(1kgに何kcal含まれるか)約7000〜9000kcalとなります。
1週間で5kgの減量を目指すわけですから、平均的なkcal量を考えて

7500×5=37500(kcal)のカロリーが消費目標カロリーとなります。

それを、1週間続けるわけですから、1日あたりのカロリー消費量は

37500÷7≒約5400(kcal)となります。

ここから、基礎代謝(平静時代謝)を1200kcalと仮定して引くと

5400-1200=4200(kcal)が運動により消費しなければいけない1日あたりの目標消費カロリーです。

この計算によって、4200kcalを一日に消費しなければいけないことが算出できました。

上記の例によって算出された4200kcalを運動によって消費する為に必要な所要時間を下記にまとめました。

体重50kg(一般的な)の女性が消費する為に必要な時間例
ウォーキング 42時間
ジョギング(160m/min) 9.8時間
水泳(クロール) 4.2時間
エアロビクスダンス 21時間

どうですか?これは健康的な食事を行っている方の所要時間です。短期的ダイエット法を実行中の方はエネルギーが少なく、たんぱく質(アミノ酸)の摂取量が低いため運動効率がもっと下がっていると予想されます。ですので、実際に目標体重になるためには、もっと運動強度をあげざるをえません。
これらの要素がすべてクリアできるでしょうか?個人的には絶対に不可能だと思います。

それでは何故急激に体重が減るのか?

急激に体重が減る理由としては、以下が考えられます。
急激なカロリー不足に陥り、筋肉及び骨が急激に減る
摂取食事量が減った分の、胃や腸内の内容物の重量
糖新生が行われた副産物としての水分排泄分の重量(ケトン尿と呼ばれるもの)
微量の脂肪重量

これらの要素は、まさにリバウンドの原因です。体重が減ることがダイエットの目標ならば成功と言えるでしょうが、脂肪を減らすと言うことを目標とするならば失敗と言えるでしょう。

関連記事:リバウンド

結論

以上のように、減量するために消費しなければならないカロリーを算出してみると、いかに短期型ダイエットが無謀な行為であることがご理解いただけたと思います。
たとえ1週間に5kg減量したとしても、それはあなたの本当の体重ではありません。
食事を元に戻してしまえば、簡単に減量前の体重に戻ってしまいます。
これがきっかけで、食事をする事に恐怖を覚え、摂食障害に陥ってしまう人も少なくないのです。
筋肉や骨などの、体に必要な組織までもをすり減らしてまで、あなたは減量したいですか?
今一度自分に問い掛けてみて頂きたいと思います。


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