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大豆イソフラボンについて

最近の豆乳ブーム等で大豆イソフラボンは健康食品としてもずいぶん有名になりました。
イソフラボンは女性ホルモンの一つである、エストロゲンと非常に構造式が似ており、エストロゲン様作用があるといわれています。
その効果としましては、
更年期障害の諸症状の緩和や閉経後の骨粗しょう症の予防等が挙げられます。
その大豆イソフラボンが注目される中、2005年1月4日に、大豆イソフラボンの効果について興味深い報道がありましたので特集したいと思います。

国立健康・栄養研究所の石見佳子食品成分機能表示研究室長らの研究によりますと、個人の体質差によって、同じようにイソフラボンを摂取したとしても骨粗しょう症の予防効果があらわれるには大きな差があると分かりました。

関連記事:国立健康・栄養研究所資料 [PDF]

研究内容としましては、女性ホルモンの分泌量が低下し、骨粗しょう症発症のリスクが高まり出す年代の女性(平均年齢52歳)約30名に毎日75mgのイソフラボンを摂取してもらい(通常の摂取量の目安としては一日当たり40mgで、日本人の一日当たりの推定摂取量は約18mgと言われています。)、半年後に骨密度を測定すると骨密度が大幅に低下した人と、ある程度抑えたれた人がほぼ半々の割合であったとの事です。

大豆たんぱく質と血清コレステロールとの関係

また、大豆たんぱく質が高脂血症にも効果があることに着目して、石見室長らは大豆たんぱく質の有用性の研究もされています。
研究内容としましては、日本人男性に豆乳200mlを毎日、4週間以上摂取し続けると、総コレステロール値が有意に低下し、いわゆる善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロール値が有意に上昇したそうです。

大豆イソフラボンと乳がんの関係

他にも、大豆イソフラボンには女性ホルモン依存性のがん(乳がんなど)にも効果があると言われており、厚生労働省からすでに発表されている『みそ汁と乳がんの発症率の関係』では、一日にみそ汁を3杯以上飲んでいる人は乳がんの発症リスクが低下することが判明しました。(ですが、みそ汁だけが乳がんに効果があるというわけではありません。)また、閉経後の女性においてはイソフラボンを多く摂取している方ほど乳がん発症率が低下する傾向が顕著に表れたそうです。
これらの研究から、大豆イソフラボンには乳がんの発症リスクを低下させる効果があることが明らかになっています。

骨粗しょう症への効果は?

話は戻りますが、大豆イソフラボンの骨粗しょう症予防の効果としましては、研究結果では体質により約半数に有意な効果が見られなかったものの、何も対策をとらないよりは有効ではないかと私は思います。と言いますのも、骨粗しょう症の予防にはイソフラボンの摂取以外にも運動によって骨密度の低下を防ぐことも出来るからです。
運動によって骨に負荷をかけると、骨密度の減少は抑えられます。このことは石見室長らの研究でも閉経後運動のみを行った方が、大豆イソフラボンの摂取のみよりも骨密度の減少が抑えられているのです。そして、大豆イソフラボンの摂取と運動の両方を取り入れると、さらに骨密度の減少が抑えられることが明らかになっています。
このことから、骨密度の減少を最小限に食い止めるには大豆イソフラボンの摂取と運動と言う、両面からのアプローチが大切だということが分かります。


関連記事:骨粗しょう症

大豆イソフラボンの摂取に関して

大豆イソフラボンはずいぶんと話題になり、特定保健用食品としても許可されていることから、あらゆる健康食品に添加されている可能性もあります。
ですので、知らずとイソフラボンを摂取している可能性もあることから、過剰摂取の恐れも懸念されるところでしょう。
特に摂取に関して注意が必要なのは、女性ホルモンの分泌が盛んな若い女性と妊婦の方です。
現在のところ、過剰摂取による影響等は明らかになっていませんが、当てはまる方が健康食品を摂取す際には表示を良く見て、通常の食生活から摂取できる程度にとどめておくのが賢明だと思います。
全ての健康食品に言える事ですが、『体に良いから』といって話題になっても全ての方に必要な栄養素かどうかと言うのは別問題です。
本当にご自分が必要としている栄養素なのかどうかをきちんと見分けることが一番大切なのではないかと思います。

ダイエットする為に知っておきたいこと
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