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コレステロールについて 第1回(全3回) 血中脂肪

血中脂肪についての頁で少し述べたコレステロールについての特集を3回に分けて集中連載いたします。

生活習慣病と密接に関係するため、なにかと話題となっているコレステロールってどんなものなのか?

それでは解説していきましょう。

コレステロールの合成

コレステロールは、肝臓、小腸、皮膚などで、ブドウ糖(グルコース)、脂肪酸、アミノ酸などから、アセチルCoAという高エネルギー化合物を経て合成されます。
そして、合成されたコレステロールから、細胞膜、ステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン、男性ホルモン、女性ホルモンなど)や、胆汁酸などがつくられます。

リポたんぱく質とは・・・

血液中のコレステロール、中性脂肪(トリグリセリド)、リン脂質などは、いずれもたんぱく質と結合して存在しています。
これらをリポたんぱく質といいます。食事から摂取したコレステロールや、肝臓などでつくられたコレステロールは、このリポたんぱく質によって全身に運び込まれています。

血漿リポたんぱく質の種類

血漿リポたんぱく質は、その比重によって5種類に分類されています。
カイロミクロン VLDL LDL HDL2 HDL3
比重(密度) <0.96 0.96〜1.006 1.019〜1.063 1.063〜1.125 1.125〜1.21
直径(nm) 75〜1000 30〜80 20.0〜20.2 8.5〜10.0 7.0〜8.5
組成(%)
たんぱく質 2 8 23 42 58
リン脂質 6 18 22 29 23
遊離コレステロール 2 7 8 6 3
コレステロールエステル 5 12 37 18 12
トリグリセリド 85 55 10 5 4

カイロミクロン(キロミクロン)
食事から摂取したコレステロールや中性脂肪は、小腸から吸収・形成されます。
粒子径が最も大きなリポたんぱく質で、食事性由来のトリグリセリド(トリアシルグリセロール)を多く含むのが特徴です。
カイロミクロンは、リンパ管・静脈を経由して、肝臓・筋肉などの組織に運ばれ、毛細血管内上皮細胞にあるリポたんぱくリパーゼ(消化酵素)の作用を受け、次第に粒子径の小さい、または、コレステロール含量の高いレムナント(中間体)となり、レセプター(受容体)を介して肝臓に取り込まれます。
VLDL(超低比重リポたんぱく質)
肝臓で生成され、血液中へ分泌され、主に肝臓で合成された内因性中性脂肪を含みます。
VLDLは、末梢組織で、リポタンパクリパーゼの作用を受けて、トリグリセリドを放出し、粒子サイズがより小さい中間比重リポたんぱく質(IDL)を経て、次いで、肝臓の肝性トリグリセリドリパーゼの作用によって、コレステロール含量の高いLDL(低比重リポたんぱく質)となります。
※IDLは、正常血漿中にほとんど含まれていないので、省略します。
LDL(低比重リポたんぱく質)
LDLは、末梢組織へ運ばれて、LDLレセプター(受容体)を介して細胞内へ取り込まれて分解されます。
LDLは肝臓でつくられたコレステロールを動脈壁や末梢組織へ運ぶ事と、リポたんぱく質の中でもコレステロール濃度が高い事から、「
悪玉コレステロール」と呼ばれています。
HDL(高比重リポたんぱく質)
HDLは、カイロミクロンやVLDLといったTG(トリグリセリド)richリポたんぱくが、リポたんぱくリパーゼの作用を受けたあとの粒子表面から生成されるものと、肝臓から分泌されるものとがありますが、いずれの場合もできたてのHDLは円盤状をしており、他のリポたんぱくや末梢組織からコレステロールを取り込んで大きくなり球状へと変化して、肝臓に戻す働きをしています。
これはHDL3→HDL2の変換に対応しています。
※これをコレステロールの逆転送といいます。
この働きから、HDLは「
善玉コレステロール」と呼ばれています。


食事からのコレステロール摂取が多いときは、肝臓でのコレステロール合成量は低下します。
血液中のLDLやVLDL値が高いと、動脈硬化の危険性があります。
LDLはコレステロールを動脈壁や末梢組織へ運びます。これに対してHDLはコレステロールを肝臓へ運びます。
ヒトの血中コレステロール量は個人差が大きく、一般に加齢と共に増加します。
LDLレセプター(受容体)が先天的に欠損しているヒトが存在し、これらのヒトでは血中コレステロール濃度が高値を示します。
これは家族性高コレステロール血症と呼ばれる疾患です。

コレステロールについて 第2回
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